一昔前にBlackMagicからスイッチャーが発売された時はその安さに驚愕でしたね
それから少し時が経って当時のような価格のインパクトはもうなくなり(いやそれでも十分安いけど)
スイッチャーの中ではミドルレンジくらいのものになったという印象があります
筐体の高級感は健在で
ラックマウントできるサイズであることの使いやすさ
そのあたりが理由で筆者はBlackMagic製品を使い続けています
今回は BlackMagicDesign の ATEM 1 M/E Production Studio 4K を使って非常な便利な機能 Aux の使い方をご紹介します
ATEM Production Studio 4K でも同様の機能があると思います
そもそもAuxとは
Auxとはauxiliaryのことで
予備とか補助といった意味の単語です
Auxと書いて オグズ と呼んだり オグジュアリー と呼んだりします
用途としては字の通り予備ですので
普段は空けておいて何か必要があればAuxに接続してモニターに映すとか
別室のモニターに映す
特定の入力ソースだけ常にモニターする
本線に何かあった時のために予備で収録する
特定の入力ソースだけ収録する
など色々な用途があります
Atemのスイッチャーでは高級機になると Aux Out が多くなり、安いスイッチャーだと少ない傾向があります
Clean feed
Atemの筐体にCLEAN FEEDというボタンがあります
配信なんかでAtemを使用している場合だと
スイッチャーで入力ソースをスイッチングしながらサイドスーパーやロゴなどの画像を
ビデオ信号の上に乗せているケースがあるかと思います
Aux out にこの CLEAN FEED を割り当てると本線(PGM)はビデオ信号に画像が乗った状態の映像が出力
Aux out には画像が載っていないビデオ信号が出力という具合になります
CLEAN FEED 1 と CLEAN FEED 2
そしてCLEAN FEED 1 と CLEAN FEED 2 の違いですが
CLEAN FEED 1 を選択した場合は1枚も画像が載っていない状態が出力され
CLEAN FEED 2 を選択した場合は画像が1枚載っている状態が出力されます
まとめ
このClean feedを使うことで配信で失敗した時に
収録していた素材で綺麗に編集して再度公開することができます
テロップ出し等も生でやると失敗はつきものですからね